時間の流れに逆らうことなく、そこに住まう人々と共に深化するような家づくりをしたい―。建築における創意工夫を凝らした緻密な意匠は、その理想を実現するためにあると考えています。私たち山下も、木造建築の精鋭・プロとして意匠にこだわり、技術力と発想力の融合から生まれる感動をお客様にお届けいたします。
人間と同じように、木にもひとつひとつ表情があり、適材適所の使い方があります。例えば、茶室なら心を落ち着かせてくれる松。住宅に杉を使うなら、千年以下の穏やかで目の大きいものを。それより旧く目の詰まった小さなものだと、住み手の気持ちを苛立たせてしまいます。―「最適な材料を吟味できる目利き集団であれ」。私たちは、常にそうあり続けたいと考えています。
写真/左
山下には、目利きのプロによって選びぬかれた“銘木”を保管する倉庫「銘木倉庫」があります。「地杉」「欅」「楓」「桑」「水目桜」「楢」「椎」など、今では希少となった「松」も多く集めています。
写真/右
ずらりと並ぶ銘木倉庫の木々。杢目の美しさ、硬さ、香りなど、木々それぞれの材質や性格に合わせて、職人が状態を見極め、最適な環境で管理しています。
山下技術研究所
大変希少で価値のある銘木を活かす目利き職人を育てるため、山下では『山下技術研究所』を2000年に開設。大工をはじめ、監理者、設計者にも、素材の個性を引き出す技術や木の声を感じる術を継承しています。
コンピューターによる製図が一般的な現代ですが、重力による材木の変形度合いや材木同士の相性を見極めるには、やはり限界があります。山下では、常に実際の建築物の原寸大の設計図を作成し、施主様、建築家、大工を交えての話し合いが、着地点を見出すまで続けられます。すべては、住み手とともに理想の家づくりを行うため。常に真剣勝負で、私たちの技術の粋を注ぎ込みます。
最高の家づくりを叶える技術だけでなく、木を芯から理解し、
お客様と心で接するまっすぐな職人を。
山下では、職人の髄=“人間味”を、ともに磨き合う人材を求めています。
與本 篤史さん(41歳)※取材当時
業種/統括棟梁 入社歴/21年
Q.入社した経緯を教えてください。
A.高校の卒業と同時に。当時の同級生と2人で入社しました。良きライバル関係であり、相談相手にもなると思い、ともに入社することを決めました。
Q.入社した動機は何ですか?
A.中学生の頃には、大工かパイロットなど手に職のある人間になりたいと思っていました。そもそも大工を夢見たのは、小学生の頃に自宅の増築工事をした際に、大工の仕事に感動し惚れ惚れしたから。そして高校生の頃、通学途中で山下建設の現場を見て、「この家は他の家とは何かがちがう…!」と感じ、この会社に強く惹かれました。
Q.現在はどのような仕事をしていますか?
A.統括棟梁として、材木の仕入れから加工、現場への送り出し、施主様、設計士との打ち合わせなどまで、全現場の統括をしています。
Q.仕事をしていて、どのような時にやりがいを感じますか?
A.どんなに小さな問題でも、皆で集まり協議している時。1/1のモックアップ(=原寸模型)をつくり、設計士と打ち合わせしているときは、胸が熱くなります。
Q.感動エピソードを教えてください。
A.日々「来たときよりも美しく」をモットーに仕事をしていますが、今では、後日「あれもこれも、綺麗にしてくれてありがとう」と、ほとんどの施主様から声をかけていただくようになりました。感動というより、ほんの少しの気遣いが良質なご縁づくりを叶えてくれているのだな、と身にしみたエピソードです。
Q.会社の良さ、魅力は何でしょう?
A.先代が教えてくれた「物づくりの楽しさ」ですね。それ以外はありません。
Q.将来の夢を教えてください。
A.仕事では、先代の木に対する思い、技術、知識を後世に残していくこと。プライベートでは、海が好きなので、海が見える家でのんびりとワインを呑んだり、たまに船で沖に出てトローリングすることなどでしょうか。夢は尽きないですね。
Q.現在、就職活動をしている人にひと言アドバイスをお願いします。
A.何事も「基礎」が大事です。基礎を知らずして仕事をしていると、大問題になります。大工であれば、実際に原木(丸太)に触れ、匂いを嗅ぐこと。一見当たり前のことのようですが、今の職人や設計士の多くは原木を目にする機会がほとんどなく、あらかじめ四方加工・製材された木材に触れることがほとんどです。これは、最終的には基礎を知らないのと同じこと。木の状態を理解し、木の声を聞ける職人でなければ、良い図面も描けません。
浦田 昌鷹さん(25歳)※取材当時
業種/大工 入社歴/7年
Q.入社した経緯を教えてください。
A.高校生の頃、求人を見て。山下建設に入社することしか考えていなかったので、自ら「求人を出してほしい」と願い出ました。
Q.入社した動機は何ですか?
A.ずっと漠然と大工を夢見ていましたが、大工の中でも「本物の大工」になるなら山下建設しかない、と感じたことがきっかけです。
Q.現在はどのような仕事をしていますか?
A.大工として現場で木工事をしています。また、元請けとして現場監理のサポートも行っています。
Q.仕事をしていて、どのような時にやりがいを感じますか?
A.お客様や現場関係者に感謝された時、そして自分が思い描いたように仕事ができた時ですね。
Q.感動エピソードを教えてください。
A.現場が完工し、数年経ってからアフター工事に行った際に、お客様から「あなたがいれば安心」と言っていただけたことです。
Q.会社の良さ、魅力は何でしょう?
A.妥協しない、自分たちだから、山下だからこその仕事をまっとうする姿勢です。
Q.将来の夢を教えてください。
A.今は「コレ」という夢はありません。決して悪い意味ではなく、なくなったのだと思う。これまでに色々知って、多くのことを経験したから、また別の選択肢ができてきました。今度はその選択肢を定めるために、今は技術・知識をより多く身に付けていきたいと考えています。幾つもの選択肢の中から、いつか「自分はこうなりたい!こうしたい!」と感じたことを夢にして、追い求めたいと思っています。
Q.現在、就職活動をしている人にひと言アドバイスをお願いします。
A.その苦労を思えば、どんな仕事も続けられる。続けることに意味がある。
松山 靖信さん(57歳)※取材当時
業種/設計リーダー 入社歴/40年
Q.入社した経緯を教えてください。
A.学校の職安で就職先を探していた頃、年が明けてもなかなか決まらない時に同級生から紹介してもらい、入社を決めました。
Q.入社した動機は何ですか?
A.木造建築を自分も建ててみたい、と感じたことがきっかけです。
Q.現在はどのような仕事をしていますか?
A.主にお客様との打ち合わせを経て住宅の設計をしたり、社寺などの建て替えや改修工事、設計事務所の物件の管理などを行っています。
Q.仕事をしていて、どのような時にやりがいを感じますか?
A.最近感じたのは、30年くらい前に自分が担当したお客様からわざわざご連絡いただいた時でしょうか。
Q.感動エピソードを教えてください。
A.建て替えの現場があったのですが、その隣の仮設住宅にお客様のご両親が住んでおられました。いつも現場のスタッフに優しく接してくださるお母さんがいらっしゃったのですが、ある日お亡くなりになったとの話を耳にし、お仏壇にお参りに。その際、仏前で奥さんとお母さんの思い出話をした時にふと、つくづく「良い仕事に就いたなぁ」と感じました。
Q.会社の良さ、魅力は何でしょう?
A.建築において新しい木材を使いながらさまざまなチャレンジを続けている点と、木の良さを活かしながら、お客様の要望に親身にお応えする点が魅力だと思います。
Q.将来の夢を教えてください。
A.これから先は、木造建築も不燃化した木を使うことで色々な建物を建てられるようになります。多様な設計ができるようになるので、木造の3、4階建ての建物や、今まで木造の社寺が建てられなかった場所にも設計・建築にチャレンジしてみたいと思っています。
Q.現在、就職活動をしている人にひと言アドバイスをお願いします。
A.就職先は、学校での選択とはまた違うもの。まずは自分のチャレンジしたいと思うことを決め、色々と周りの人たちに教えてもらいながら、実際に会社訪問して、自分のチャレンジに向いているかどうか確かめることが大切だと思います。
【仕事内容】
現場監理業務、見習い
【勤務時間】
8:00 〜 17:00
※業務内容により時間の変動あり。
【応募資格】
普通自動車第一種運転免許保有。
経験者歓迎。未経験者でも可。
【給与待遇】
経験・能力により応談。
【仕事内容】
設計および監理業務、見習い
【勤務時間】
8:00 〜 17:00
※業務内容により時間の変動あり。
【応募資格】
普通自動車第一種運転免許保有。
経験者歓迎。未経験者でも可。
【給与待遇】
経験・能力により応談。
【仕事内容】
木造造作
【勤務時間】
8:00 〜 17:00
※業務内容により時間の変動あり。
【応募資格】
普通自動車第一種運転免許保有。
経験者歓迎。未経験者でも可。
【給与待遇】
経験・能力により応談。
電話番号にて直接お問い合わせください。
TEL.083-235-6633
MAIL:info@yamashita-kensetsu.com