創業者 山下正己（現会長）は、永年、木を活かし本物を追求することが「顧客本位」、「技術品質の向上」につながると信じ、いかなる建築に対しても妥協のない施工姿勢を貫き続けてきました。そしてその信念である「家づくりは縁づくり」を次世代に継承しながら、生涯を賭けて、お客様とともに夢を描き未来を創造し続けています。

家づくりが職人たちの手仕事だけで行われていた先人たちの時代、大工道具は職人にとって命の次に大切なものとされてきました。私たちは先人たちが辿ってきたその道に敬意を表し、「やがて道具がそのまま私たちの手先となって、技を発揮するように」と願い、文字通り魂を込め、日々手入れを行っています。

私たち職人が何よりも奮起するのは、お客様からの「山下さん、こんなことできる？」の言葉。その期待に、先人たちの叡智、そして先進の技術を駆使して全力でお応えすることこそ、職人の真の姿と考えています。お客様が納得するまで、品質の追求を――。完成した家に息吹を入れるその瞬間まで、私たちの飽くなき家づくりは続きます。